Publication date: 12 Nov 2024
2024年 国内ESGアプリケーション市場予測を発表
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Japan, 2024年11月12日 - IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役社長:村橋俊介、Tel代表:03-6897-3812)は、国内ESGアプリケーション市場予測を発表しました。本調査レポートは、IDC Japanが発行する初のESGアプリケーションの市場規模データです。
2024年の国内ESGアプリケーション市場規模(支出額ベース)は460億円となりました。2028年は658億円になり、2023年~2028年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate) は7.4%になると予測しています。
地球温暖化やDE&I(Diversity, Equity and Inclusion)の浸透といった市場環境の変化から各国政府によるサステナビリティに関わる法規制が施行されることに伴い、投資家を始めとするステークホルダーが長期的な視点での経営を組織に求めるようになりました。その結果、サステナビリティに関わる非財務情報の開示が定着しました。この潮流は、企業のサステナビリティへの取り組みを定量的に表現するサステナビリティデータが企業価値を左右する市場経済に変革していることを意味しています。併せて、サステナビリティデータを財務情報と同様に正確に情報開示する需要の高まりによって、国内ESGアプリケーション市場は拡大しています。
2024年の同市場は、環境省が計画した「第六次環境基本計画」が閣議決定され、環境価値の見える化/情報提供の施策の一環として、「カーボンフットプリントガイドラインを踏まえたCFP(Carbon Footprint)の取り組み促進」「GX価値の算定/表示ルールの形成(国際的に調和されたルール形成を追求)」が推奨されました。また、日本政府はGX(Green Transformation)債を2024年総額で約3兆円発行するなど、国家としての方針の決定と経済活動を刺激する政策支援が同市場を拡大させています。
IDC Japan株式会社 Verticals & Cross Technologiesのリサーチマネージャーである遊亀 源太郎 は「ESGアプリケーション市場は、GHG(温室効果ガス)情報を可視化する単一機能アプリケーションから、環境、社会、ガバナンスまでの非財務情報を包括的に管理し、財務情報と連携し総合的に企業活動を定量的に把握することによって、企業価値をデータドリブン(データ駆動型)で向上させるプラットフォームへ進化している」と述べています。
今回の発表の詳細はIDCが発行した「2024 年 国内 ESG アプリケーション市場予測、 2024 年~ 2028 年 」に報告されています。本調査レポートは、IDCのグローバルネットワークが構築したテクノロジー業界別/地域別データや、各企業への取材と各種の公開情報を基に、IDCが定義するソフトウェア市場のうち、国内ESGアプリケーション市場について、2023年の市場状況を検証するとともに、サービスセグメント別※に2024年~2028年の市場規模の算出と予測、および動向の分析を行っています。
※ESGアプリケーションセグメント:カーボンマネジメント、サステナビリティ情報開示/監査、サステナビリティデータマネジメント/分析、サステナビリティリスク/コンプライアンスマネジメント、サステナビリティガバナンスマネジメント、サステナビリティサプライヤーマネジメント、CSRマネジメント、EHSマネジメントの8セグメント
レポートの詳細についてはIDC Japan(報道関係者様 、左記以外の皆様 )へお問い合わせください。
<参考資料>
国内サステナビリティ/ESGサービスセグメント別支出額予測、2023年~2028年